あけましておめでとうございます。
今年も作曲・地域文化振興に邁進してまいります。
早速、3月に二日続きで演奏会がありますので、お知らせ申し上げます。
東京タワー文化フェスティバル VII
TOKYO TOWER ART FESTIVAL
2024.3.9(土)
東京タワー文化フェスティバル VII @紀尾井ホール
World Collaboration Concert IV
2024.3.10(日)
Katsuhiro Tsubonou Official Website. Act 2001~
あけましておめでとうございます。
今年も作曲・地域文化振興に邁進してまいります。
早速、3月に二日続きで演奏会がありますので、お知らせ申し上げます。
東京タワー文化フェスティバル VII
TOKYO TOWER ART FESTIVAL
2024.3.9(土)
東京タワー文化フェスティバル VII @紀尾井ホール
World Collaboration Concert IV
2024.3.10(日)
数年前、一般社団法人・日本ISMNコードセンターという組織を私も含めて立ち上げた。日本の音楽作品(楽譜・資料)が世界各国共通のコードナンバーで検索・購入出来るシステムだ。
出版社の出版作品はもちろん、個人で登録すれば世界中の人びとに自作を届けることができるようになったのだ。現在世界90カ国で可能だが、将来的にはもっと多くの国々に広がることだろう。
この種の芸術文化におけるコンテンツ産業の輸出は、国の予算で応援していることが多いのだが、日本ではまだまだ支援の手は伸びていない。出版社や作曲家の実績も問われるから、成果はこれからになるだろう。
さて、作曲家はどのくらい積極的に参加するだろうか?コードセンター・出版社・作曲家の中間に立ち、個別の相談役に私が入っているのだが、暫し動静を見てみたいと思っている。
(一社)日本コードセンター
℡ 03-3455-6881
特定非営利活動法人 日本現代音楽協会(略称=現音)内組織・現代音楽教育プログラム研究部会(部長:坪能克裕)は、2022年度事業で現音内での活動は休止することにしました。
1990年頃から、作曲家・音楽教育・演奏家の有志と創造的な音楽活動(音楽づくりを中心に)を展開し、91年秋には「東京現代音楽祭」(大会会長・三善 晃、大会プロデューサー&事務局長・坪能克裕。第16回音楽之友社賞受賞)で“子どもの音楽世界大会”を開催し、その後小学校だけでなく公立文化施設でも活動を拡げ、2001年には ISCM国際現代音楽祭・横浜大会で「こどもみらい2001」を開催し、世界の仲間と音楽づくりをしてきました。それを機に現音内組織として「現代音楽教育プログラム研究部会(英語の略称=EPCo M、初代部長=坪能克裕)が発足しました。
以来 22年間、学校(小中学校・大学)・文化施設で活動を展開してきました。また作曲家が社会に開かれた社会貢献が叶うプログラムを持つチームとして実績を上げて来ました。
最近は作曲家の有志個人が、「新しい音楽教育を考える会=代表:坪能由紀子」で作曲家・演奏家・音楽教師や音楽の専門家と組んで( TASモデル=教師・アーティスト・サポーターの略称)活動するようになりました。その成果は英語のジャーナルや論文となり、世界50数カ国の人びとの資料になり、各国で実績を上げるようになりました。組織通しが結びつき活動するというより、個人が企画に応じて任意に結びつき展開可能な時代になった、ということでしょう。
現音としての活動にご助力をいただいた多くの人びとに感謝申し上げます。なお本活動自体は継続しております。アマチュアの音楽家でも、ご興味のあるかたは「新しい音楽教育を考える会」の Web サイトから活動概要をご覧いただき、新たな活動にご参加いただくことも可能です。
以前、本欄でNHKの委嘱・製作・放送初演された拙作の電子音楽「コスモス200」のマスター・テープを紛失された話を書いたことがあった。
90年代、ある教科書会社の小学校・音楽1年の鑑賞教材に採用されたことがあり、レコード製作のスタッフにオリジナル・テープを預けたことがあった。「星の音楽をきこう」という副教材で、ハイライト版として5分程に編集した時のことだった。厳しい管理の中なのに、コピー後にどういうわけかマスター・テープが消えてしまったのだ。
二度と聴けないと思い、心底落ち込んでしまっていた。
ところが NHKの製作スタッフが保管したマスター・テープがあったのだ。そのテープにより、この度全曲版の CDが一般発売され、誰でも聴けることになった。嬉しい限りだ。
83年から84年にかけて、東京大学野辺山電波観測所にも伺い、毎週 NHKの電子音楽スタジオに通っていた労作だ。40年振りに再会した世界だった。
ビックバンから現代の時間までと、夕方から朝方までの12時間を同軸に縮小して、地球の窓に飛び込む銀河からの星の音(パルサー)をキャッチした音楽だ・・・遠い星や古い星は、ピコン・ピコンと歌い、若くエネルギーのある星はブルブルブルとオートバイのエンジンのような音になっている。真夜中は、一つ一つ異なる星たち(パルサー音)の大合唱になる。そして明け方になると星の輝きが薄れて行き、ドーン・コーラス(暁の合唱)が空間を埋める・・・
NHKの技術の人びとが凄い。70年のスタジオでの製作歴史は、世界に誇れると私は思う。是非みなさまも一度お聴き願いたいと思っている。
下記のリンクをクリックすると試聴可能なCD販売サイト「音の始源を求めて」に移動します。
私なりに老化現象を感じられるようになり、作曲を除いて、公務などは少しずつ遠慮するようになって来ている。心身共センサーが鈍くなって来たようだ。
そんな中で(公益社団法人)全国公立文化施設協会の「名誉アドバイザー」就任のお知らせをいただいた。長年全国の文化施設へ助言・支援させていただいたことが理由だそうだが、私自身は、もう指導・助言など申し上げることなど何もない、と思っていたところだったから、ビックリしてしまった。 要は、今後触れ合った文化会館の事業に「素晴らしい!」と賛辞を贈る役として、もう少しアドバイザーの仲間に加わっていること、とのお誘いだと思っている。
この頃、アマチュア文化団体の助成事業審査に加わっていることもあり、時間があると全国どこの街のどんな小さな公演にも伺っている。予想もしない、面白い公演に出会うことがあるからだ。
「音噺ナイチンゲール」という朗読とフルートの会に伺った。アンゼルセンの童話「夜鳴きうぐいす」の朗読に、クラシック音楽の名曲から、物語の BGM(バックグランドミュージック)として、フルート用に編曲した演奏が加わり、童話の世界を拡げて行った。
語りの杉村理加という人の朗読が面白かった。七色の声で表現するワ、リコーダーを吹くワ、大きな声で歌うワなど、表現域の広さに驚いてしまった。
フルートの古川仁美は普段室内楽のアンサンブル活動をしているようだったが、朗読との息の合わせ方は、二人の表現を広げて行く魔術のようだった。
この催しは、中野・江古田の森「えごたいえ」の喫茶などがあるスペースの一角に作られた舞台で、近所のお年寄りなど数十名しか椅子に座っていなかったのが、勿体無いくもあり、残念だった。機会があったら二人の世界にもっと多くの人びとが触れてみて欲しいと思った。
東京タワー文化フェスティバルが3月5日無事終了しました。
そこで「世界をつなぐ歌」動画と歌唱のコンクールの結果が坪能審査員代表より発表されました。
次回以降の本企画への推薦作品(ワッペン賞・賞金・賞状)として、吉岡愛梨「 Happy py!」と
「 Let of Smile」の2作品、くらた ここのみ「ピーマン」の計3作品が入選しました。
なお、大分の小学生の双子姉妹「とだか あやめ・さくら」さんが歌ってくれた
「 No war We love peace forever 」に「マザーアース賞(特別賞)」が贈られました。
フェスティバル全体の動画は Youtube で配信中です。
名前だけですが「音楽監督」で参加しています。
展望台でお昼から夜まで演奏会を中心にお祭りが開催されています。お時間に余裕のある人はお立ち寄りください。
音楽づくりの基は、一つのアイディアを、仲間どうしが考え、つくり合うことが核になっている。だから大切なことは、誰かが何かを強制したり、ダメ出しをしたりすることでなく、みんな考え(ルールもつくり)、聴き合い、楽しむことにある。
故に時間が無い、金がない、自分たちで考えられないから、指導者が指示して決め、構成演出もリーダーが作ってしまうことがよくある。
そして、この種の企画(作品)をリーダーに依頼すると、「作曲者は何もできないから、私(リーダー)が全部つくってあげたの」と言わしめてしまうことになる。誤解の音楽づくりの歴史が続くことはリスクとして残っている。
しかしインストラクションの音楽の良さは、これから認められることになると私は信じている。
注釈譜の例である・
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